行ってきました

大雪の花背。(ドライバー役のカメラマンさんが運転うまくてよかった〜…実ははらはらドキドキだったのだ。みんな「だいじょうぶ?気をつけて行っといでね。無事で帰っといでよ〜」とか言うてくれたけど、んなもんわたしが気をつけてたってどうしよもない。車が山道のカーブでスリップして転げ落ちたりしたら一巻の終わりだもんね)
ほんとにすごい雪でした。
雪に埋もれた美山荘。(文字通り埋もれていた…雪下ろし毎日されるそうです。それでも木造の建物、建具が雪の重みで開け閉てしにくいとか)
寒かったけど、素敵でした。お部屋も全部見せてもらったし…。
単なるPR誌の取材だというのに、きちんとお茶とお菓子でもてなしてくれるし…(しかもタイミング良く何度も出てくるし)。大女将も若女将も見蕩れてしまうほど美人だし。
今度はぜひ、ちゃんとお客さんで行きたいな。なんつっても評判のお料理をいただきたい!
しかし夏の蛍のシーズンなど、良い季節は2年先まで予約で満杯だとか。大雪の冬は、さすがに空いている日もあるそうですが…。
しかし、巷の噂によれば、ここって"粋な関係"の男女で来るようなとこなんだそうです。
うぅ当分(とゆーか一生)縁がないかも…。
 *
映画は・・・
ディア・ウェンディ』監督 トマス・ヴィンターベアが良かったな。ラース・フォン・トリアーのまたまたアメリカの閉域ものです。
そういえばこないだの『ダウン・イン・ザ・ヴァレー』なんかもそうかもしれないし…。アメリカって終わってるな。それなのに世界に影を落としているさまは、ゴダールの『アワーミュージック』が描くとおり。(天国篇=想像界アメリカの閉域て感じです)。
あとは、繊細な美しさとユーモア感覚に堪能するロッテ・ライニガーの影絵アニメと。
これもほとんどひとを馬鹿にしたように(笑)ファンタジックな色、衣装、セット、小物の数々に、アポリネールコクトーのテキスト(コクトーのテイストも)が格調高い詩を添える、ジャック・ドゥミの『ロバと王女』。デジタルニューマスターが美しいです。
カトリーヌ・ドヌーヴも、世界で一番の美人というのがいっちゃんあてはまる頃か。