誠実な人

朝っぱらから香油を落としたお風呂にはいってあったまる。
今日の香りはフランキンセンス。例の、三人の博士が生まれたてのイエスに捧げた香りのうちのひとつの“乳香”ね。
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ほんまに暇だ!今週1週間なんも仕事がない…。
(ぽかっとあいたんだから旅行にでも出かけりゃええよなもんだが、この後の金欠が予想されるため恐ろしくて出かけられない…)
まじ、ヤバイです。なにかお仕事ください。書く仕事でも編集する仕事でも教える仕事でも、なんでもやりますんで…。
(といいつつこんなことばづかいしてたら、来る仕事も来なくなるかもしれないが…)
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基本的に人間と関わる仕事(教師などのサービス業とか)に適性がないと思うのは、わたしってそもそも“ひと”に興味がないのではないかと思うとき。
人のことすぐ忘れてるもんね。人の名前も、人の顔も、(知ってる人でも)その人に関するいろんなことごとも…。その場のおしゃべりの勢いでいろいろ聞き出しても、次会ったときにはもう忘れてるので、おんなじことを何度も聞くことになる。失礼なことかぎりない。
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それにひきかえ、こういうひとこそやっぱり人と関わる商売にふさわしいのだなぁ…と感心する人がいる。
たまたま4年前、ほんの2〜3カ月おなじ職場にいた(とはいえわたしは毎日通勤していたわけではないしフルタイムでもないので、ごくわずかの時間しかご一緒してなかったはず)だけの人が、わたしのことをいろいろ覚えてくださっていたのに感激した。わたしってばそんなことまでしゃべったっけ…(笑)みたいなことまで…。
何か目的あってそうしてるとか、功利的なところは全く見当たらない。ほんとに誠実なお人柄。誰に聞いても「あの人はいい人」「大好き」と聞くが、それほど多くのひとびとに慕われているのがなるほどと納得させられる。
こういうひととは、真面目におつきあいしなければなぁ…と思いました。