おこなわさせていただきます

国語教師が、それも若い方だけでなく(わたしよりも)お歳を召したヴェテランの先生が、「やらさせていただいて…」とか、いわゆる「サ入れことば」をしゃべって、自分でそのおかしさに気づかないってのはなんだかなぁ…と思う。
「乱れた日本語が怪しからん」とか思うわけじゃなくて、ただただ不思議なのだ。
そのひとは(きっとお若いときはそんな変な言葉遣いしていらっしゃらなかったろうに)、いったいどこでそんな言い回しを身につけたんだろう? …これって、「敬語はエスカレートする」という法則のひとつだろうか?
ちなみにわたしは、サ入れことばや二重敬語(ましてや「よろしかったですか?」みたいな過去形)などは気色悪いので話さない(万が一、口が滑ったとしても間違いには気づく)が、「食べれる」「見れる」などのラ抜きことばは平気で喋ります。だって「可能」の意味に限定すればそのほうが合理的だもん。(いま正式なビジネス文書とか以外はおとなもほとんどそれになってるんではないか?子どもに「これはまちがい」と指摘して、それがなぜであるかを説明するのがむずかしい)。
あと、(←この「あと」も)、「とか」もよくつかうな〜。(←この「〜」も「なんだかなぁ」とかも、そのなかのちいさな「ぁ」も…)、いろいろ新たに覚えて平気でつかってる口語のたぐいはあるんですけどね。
その一方、とても厳密な国語の先生で、作文のなかの「?」とか「!」によくかわいらしい装飾がしてあるのを決して許さず、それどころか「!」が斜めに寝てたりすると、絶対まっすぐに立てるというチェックを入れるひともいる…。
今また小学生の女の子のあいだで少女文字の新ヴァージョン(というか)が流行ってますね。「ん」とかがちょっとちがう。