boisson gazeuse

缶入り飲料のたぐいが好きではなく(とくにアルミ缶は怖い。アルツハイマーの危険とかだれも言わなくなったのはなぜなんだろう???)、ビールも家で飲むのは昔ながらのリターナブルの小瓶と決めていたのだが、こんだけいっぱい発泡酒とか第三のビールとか出回ってきて、しかもこんだけ値段に差がつけば、なんだかあほらしくなってきた。瓶ビールだと銘柄も限られてきてしまうし…(あるにはあるんだろうけど置いても出ないせいであろう近所の酒屋だとキリンラガーだけ)。もうやめようかなぁ…と思案中。
いまは家でも缶入りを飲むことのほうが多い。とはいえ第三のビールとやらはどうも雑味がするようで(それこそ雑酒なんだけど)あまり口にあうものはなく、やっぱり発泡酒、それも缶にはちゃんとBEERと書いてある輸入もののOld Milwaukeeが、値段も1本100円と(近所の酒屋では)いちばん安くて愛用している(味は特に可もなく不可もなく…とにかくただ安いので…)。
それがこないだ行ったときたまたま切れてたので、その後に寄ったスーパーでやっぱり1本100円で出ている発泡酒に目が行く。ちゃんと麦芽が原料なんだけど焼酎が入ってて韓国製。試しに1本買ってみて飲んでみると、これが、アルコール度数はふつうのビールと変わらないはずなのに、まわるまわる…。すごくきつい感じがする。やっぱ焼酎のせいなのか?さすが真露(ジンロ)の国(…って単なる偏見かもしれないけど。日本にも焼酎あるのにそいえばビールまたは発泡酒とのカクテルってあんま見かけないですね)。
 *
ソフトドリンクでは、清涼飲料水のたぐいはまったく飲まない(特に甘いのは嫌い。甘いの飲むぐらいなら100%ジュースを飲む。甘くなくても家で淹れたほうが圧倒的に美味しいお茶のたぐいも買わないし)のだが、このごろ発泡ミネラルウォーターが、美味しく思えるようになってきた。ものすごく安いノンアルコールビールとかもあるけど、そういうのよりはるかにまし。レモンやライムをしぼってもいいけど、なーんも味つけずそのまんま飲むのがおいしい。
VALSがすごく安いんだけど少々ものたりない感じ。も少しお高くなるが(けどPerrierほど高くはない)イタリア産のS.PELLEGRINO(サンペルグリノ)が最近のお気に入り。いろいろミネラルウォーター飲み較べてみて(すべて飲んでみたわけではないが)やっぱ「硬水」はわたしダメみたいです。はっきり「不味い」と感じてしまう…。
 *
そういえば昔、ウヰルキンソン炭酸というのがあって、子どもだから飲まなかったけど(酒屋の子だからあるのは知ってた)、その名前とか(ウィルキンソンじゃなく「ウヰルキンソン」てとこがええのよ)ボトルのデザインとかかっこよくて好きだった。(今でもトニックウォーターとかジンジャーエールとかはあるみたいだけど…)。
西宮の塩瀬町生瀬(西宮だけど宝塚よりさらに北にあるあたり。この地理関係は関西人でも「え?」っておもうひと多いはず。事故のあったJR宝塚線もあのあたりから乗ってくる方々もいらっしゃったのではなかったっけ?)に、ウヰルキンソンの鉱泉があって、深い渓川を隔てて緑の山間にぽつぽつ見える工場群の風景が好きでした。(ちょっとスイスだかドイツだかヨーロッパの高地あたりの古い建物のような風情があった)。
なぜか子どものころ、父親の車でよくつれてってもらった。「ドライブ」と称してただ子どもらを車に乗せてテキトーに走るだけなのだけど、六甲山とかそれなりに良いドライブコースあるのになんでまた生瀬あたり?…尼崎からテキトーに北のほうへ北の方へと走らせてるとそのあたりに辿り着いたってだけだろうか…?
考えてみれば、宝塚温泉の名物が(タカラヅカ歌劇のイメージとはぜんぜんちがってめちゃ素朴な味の)「炭酸煎餅」なんだけど、その炭酸も、もちろん宝塚温泉のお湯も、同じ鉱脈から来たものですね。