アートな映画いろいろ

京都ではイメージフォーラムフェスティバル↓
http://www.imageforum.co.jp/festival/
大阪シネヌーヴォではスタジオ・マラパルテによるアートドキュメンタリー映画特集Edge↓
http://www009.upp.so-net.ne.jp/malaparte/osaka/inosaka.html
そして中崎町に移転してお近くなったプラネットstudyo+1ではイラク映画祭と、おもしろそうな企画が続々・・・。しかしこんなときにかぎってなにやら仕事がばたばた忙しく…。
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Edgeの初日、ジョナス・メカスもだけど覆面上映でなにやらものすごいものをやったらしく、それを見逃したのが返す返すも悔しい! リュック・フェラーリのドキュメントも見るつもりだったのに行けず(でもこれは7月にまた大阪は船場アートカフェてなとこであるらしいし…)。↓
http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/index.html
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昨日ようやくジャン=ピエール・ゴランと安藤尋のに行けたんですけど…これが良かったですねぇ…。ゴランのは、小学校入学するまで二人で独自の言語をつくってしゃべってたアメリカの双子のドキュメンタリー。まさしく二人の間だけでなにやら盛んに言葉が行き交い互いには通じているのだが傍から聞いてるとわけわかんない、その二人の世界に外の世界から介入あってようやく普通に英語しゃべるようになるのだけど…その「二人の世界」が急速に失われていくようすが、ドキュメンタリー撮ってる側も(まさしく外から来た者たちだから)関与しながらどうしようもなく切なく哀しくいとおしいと…。安藤のは『blue』という映画に描かれた海辺を再び映し出したものにマルグリット・デュラスのテキスト朗読をかぶせる。こちらも映画に描かれた二人の女の子の不在(absence)がまさしく映りこんでいる…静かなキャメラがなんとも美しかったです。
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イメージフォーラムフェスのは、本日2本だけようやく見る。今日のは古いアニメと新しいアニメ。もちろん古いアニメの手法は今ではおなじみのものばっかりなんだけど、それでもなぜだか古い作品群のほうが新鮮に見えるのはなぜ?