もの忘れ

ほんとにもの忘れがはげしくなってきた。大切な用事やアポがころっと抜けていて、ひとに迷惑かけたり…。
好きな映画の話をしていて固有名詞が出て来ないなんてのはもうざら。
昨日見た映画の内容をすっかり忘れてる、それどころか何見たかも忘れてる…なんてのも、もう驚きもしない。
何かを話していて(書いてるときでも)適当な言葉が見つからなくて、「あの…」とか「えー…」とか言ったきりなかなか続きが出てこない…てのも(もともと頭の回転が早いほうではないもので)、前からよくある。
ちょっとヤバイかな…と思い始めたのは、生活の周辺(仕事関係の知人など)の固有名詞をなかなか覚えられなかったり、こんな人をと思うぐらい近い人の名前をど忘れしたり、呼びまちがえたり(例えば「梶本さん」を「梶山さん」と呼んでたり…)。
これはもうほとんど「ボケてる」状態ではないかと思ったのが先日で、なんと夕食を食べたことを忘れてて二度食べていた!
その日は夜の用事の前にちょっと時間があいたので、早めの時間に外食で夕食を食べた。夜遅く帰ってきて、いつもどおり何の気なしに普通にごはんを食べて、寝て、翌朝起きてから、「あれ?今朝はなんだかおなかが重たいな…」と思って初めて、「あれ!そうだ。わたしってばゆうべ夕食二回も食べてる…」ってことに気づく…(笑)。そういや、二度目の夕食、あまり入らなかったはずだ…。
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しかし、このたびはまだ「思い出した」だけましで、実は実はこんなこと、自覚せずにいっぱいしてるのかもしれない…と思うとおそろしい(笑)。
人とおしゃべりしていて、なんだか同んなじこと何度も言ってるなぁ…とか、このことって(同じ質問を)何回聞いてるだろう…とか思うこともしばしばあるけど、これもたまたま自覚したときだけそう思うのであって、実はその数倍も数十倍も気づかずにおんなじことをしゃべってるのかもしれない・・・。
まぁ、しかしこれも一種の“老人力”として、観念してつきあっていかなければいけないのか…。