仕草の機敏でしなやかですっきり美しいひとに憧れます

映画日記のほう、ガス・ヴァン・サントはあらためて書くことにして軽いやつで逃げました。
年老い話の続き。
記憶力、思考力の衰えと同時に、ほんまに「年取ったなぁ〜」と思うのは、日常生活の端々で、動作がトロくさくなったなぁ〜ってところ。もともと小さい頃から機敏さも器用さも要領の良さもかけらもなく、スローペースといえばきこえはよいがつまりは“愚図い”わたしであったのだがそれに輪をかけて…。(動作の鈍く粗忽なわたしは、お茶席なんかには一生出られないと思う…)。
単にトロいだけならまだしも、失敗をよくする。狭い部屋にごたごたたくさんものを置いてるのも悪いのかもしれないが、すぐ、ものをぶつける、ひっくり返す、落とす、壊す、ぶちまける…。「あ〜あ」と思いつつ自らを呪ってもしかたないので、(ガッデムともメルドともファックとも)なにもいわずすぐあとしまつ…。
それでも、運動神経は鈍くとも、頭で考えることはできるので、お料理なんかするときはあらかじめ段取りを組み立て、複数のおかずやコンロで炊くごはんがきっちり良いタイミングで仕上がるよう、わりと要領よく進めていくことはできた。ところが、今これをやると、一つ一つの仕事を想定した時間内にきっちりこなさなければいけない、と思うと焦ってしまってかえってミスをやらかしてしまい、ひとつ失敗してその後始末をしていると、あとの段取りがまるきり崩れてしまってボロボロになってしまう。
…ので、いまはきっちり段取りを立てず、とろとろぬいて仕事して、まぁタイミングも順々に遅れ遅れにできてくるぐらいなら良しとしよう…ってところで許してます。
といいつつ、こないだ夕食も最後の最後になってもうごはんもお茶碗の底に一口を残すのみになってから、大根がまだ煮えてなかった(けっきょくそのおかずだけ翌日まわしにした)ところなど、さすがになんとかならんかったんかい!と思ったが…。