編みものブームは今年も続く…

電車の向かいの席で編み物をしている女の人がいた。暗めの臙脂色と黒を配色した模様編みで、たぶんセーターの腕の部分。
もう冬も終わり。早く早く…。
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左の手に糸をかけるフランス式の編み方で、手つきが綺麗。
中高時代にまわりで編んでた子らのほとんどがアメリカ式(右手に糸をかける)だったし、アメリカ式のほうが見かける頻度が大きいけど、フランス式のほうがスマートな感じがして好きです。
(上記の「右左」は右利きの場合ね)
かくいうわたしもフランス式なのだが、実はまちがった編み方をしている。糸のかけかた、手の使い方がちがう。まちがっているのはわかっているのだが、いまさら直しようがない。(ただしいやりかたで編もうとするとえらい時間がかかってしまう上に失敗も多い)。電車のなかとか人前では恥ずかしくて編めないなぁ…。
記憶を辿ってみると最初の最初は学校ではなくおばあちゃんに教わったような気がするので、そのときおばあちゃんがまちがった手つきを教えてくれたのか、それとも「自己流でええからやってみ」からはいってその自己流が定着してしまったのか…?
鉤針も、持ち方がおかしい。握るように持ってしまう。美しくないし、おかしいことはわかっているのだが、正しい持ち方で編もうとするとものすごく編みにくい…。
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そんな編み方で、だいたいゲージ取ったりするのも面倒なめんどくさがりで、複雑なことは一切できないので、もっぱらマフラー(とにかくまっすぐ編んでいくだけ)と帽子(あたまに合わせながらテキトーに編むだけ)だけなのだが、去年ほどではないけど、今年も衛星放送の映画をちらちら見ながら耳で聞きながら、てなペースで、いくつ編んだかなぁ…。去年の余りものもふくめて、押しつけられた方々、引き取っていただいてどーもすいません(笑)。