ぽかぽか

朝晩は冷え込むのにひるま陽が射してくるとぽかぽかすっかり陽春といってもいいお天気ですね。サンルーム状態のわたしの部屋は午後のひとときはほんとあったかいです。
ひさびさ天満市場へ買い出し。ここは昔っから良いものが安く大量に出ているので重宝してるんだけど、いまは大きなビルに建て替えるべく仮店舗で営業中。そのビルの完成も間近なのだけど…。
なんだか、新しく綺麗になるのはいいのだけど、「安い」という美徳が半減するのではないかという危惧があって…。
香港旅行のときに感じたのだけど、昔ながらの雑然とした路上の市場が、何階建てかの新しい大きなビルの中にいっぱい店が入居するようなかたちになってるところが結構あって、それが時代の趨勢なのかもしれないけど、市場というとやっぱりごちゃごちゃ店がひしめき合い、(見知らぬもの、怪しいものもふくめ)いっろーんなものが、びっくりするような値段で(もちろん安いほうがいいけど高いのもあっていいかも?)、大量に並んでるほうがいいなぁ…。
長いこと行ってないけど、黒門市場などは(京都の錦などと並んで)今はすっかり観光名所だそうですが。ふぐの季節の盛況など今もあのとおりだろうか?天ぷら屋さんとかでひいきにしてた店もありました。
なんで昔よく黒門のぞいてたかというと、近所に国名小劇というホントに小さいんだけどがんばってたミニシアター(しかも連日オールナイトだった)があり、日本橋の電気街が近いせいでもあったんだけど、その国名はとっくに閉館になり、日本橋もあまり行きでがなくなった(肝心の電気製品はネットショップなどのほうが安くなり秋葉原もそうだと思うけど外国人客とオタク向けの街になってます)から、ついでの黒門も行かなくなってしまったわけです。
(ちなみに上では「電気」と書いたけどメーカーによって「電器」であり「電機」でもあります(笑))。
街の様相が変わるのは淋しくもあり、しかし時代を画する刺激的な街はどこかに(わたしのようなトシヨリの知らないとこに)出現してるのかもしれないしね。