that struts and frets his hour upon the stage

人前でしゃべるのが苦手。それは昔っから変わらない。
なんらかのプレゼンテーションであっても発表であっても講演であっても授業であっても、聴衆がだれであっても何人いても(もちろん大勢だとよけいにあがるけど)…。なんせ気が小さいくせにええかっこしーなもんであがり症で緊張しーなのでした。
だけど一昨年あたりから、それでもなんでも観客の前でしゃべる以上、わたしはパフォーマーなんだという自覚ができてきました。それまでは、そういう機会があっても「本来のわたしの仕事じゃないもーん。苦手でも当たり前」と気分的に逃げてたんですけど、それでもお金をもらってる以上、やっぱりプロの仕事なんだと。で、悲しいかな、“苦手”というのは、わたしが“本来のわたしではない”からではなく、単にわたしがpoor player下手な役者であるからに過ぎないんだって。
どこの世界のプロにも、達者な人と、下手な人がいる。必ずしも新人がヘタでだんだん熟達していくとはかぎらず(もちろんそういう部分もあるけど)、はじめっから最後までダメなひともいれば、最初っから群を抜いてよくできるひともいると。役者なんて特に天分が大いにものを言う世界であるわけだし…。
願わくばヘタなやつも切り捨てられない世の中であってほしいなとは思うけど…。そういう下手な演技を見せられる観衆にとってみたら、たまったもんじゃないわけですが…。