残酷な季節にはひと月早いが

前の日記にも何度も書いてたと思うけど「春」ってわたしのいちばん嫌いな季節。
花粉症はないけれど、なにやら生理的に嫌いなんだと思う。ああこれからまた一年がはじまる、年月が経つ、齢を取る…ということを実感する季節という心理的なものも少しはあるのかもしれないけど…。
昨日、急にもわっと暑くなりましたね。そうすると思い出す(毎年のように…)。
むわっと肌にまつわりつくようなぬくい空気、こまかい粉塵や薄いもやのまじった黄白っぽい空、あちこちに反射して散乱する紫外線…そういう気にまわりをとりかこまれると、気分がふさぐ。どどっとメランコリーに襲われる。チューリップのことを漢字で鬱金香と書くけど(単に鬱金=ウコンの香りがするというぐらいの意味かもしれないけど)その「鬱」の字がぴったりで、重く頭を垂れたチューリップと、春の憂鬱さとはなにやら連合しています。(とはいえ、チューリップの花じたいは嫌いではない。ここんところはビミョー(笑))。