今頃アカデミー賞

さっぶい日でしたね!大阪は昼間、霰(あられ)が降ってました。
雪がしんしん音なく降るのに対して、霰はぱらぱらぱら…と音がする。わざわざ窓際に行きベランダに降りかかる粒を見て確かめました。なんかひさしぶりに見たような…。
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映画好きなくせに、どっちかってーと「作品それぞれを見ればいいんです」とか構えてるクチで、スターの消息とかゴシップとかには弱い。アカデミー賞の授賞式とか見てると、きっとほかの映画好きの方々には周知のことにもいちいち驚いたり…。それも、いまWOWOWの契約止めてるんで(ハイヴィジョン専門チャンネルが始まったスターチャンネルを契約したのでかぶるのが多いWOWOWはいったん止めたのだ…また復活するかもしれないけど、どうもWOWOWの企業姿勢ってあんまり好きじゃなく…)中継でなく、今日やってたダイジェスト版のほうね。
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いちばんびっくりしたのが、Sideways (2004)『サイドウェイ』の監督のアレクサンダー・ペインAlexander Payneってサンドラ・オーSandra Ohと結婚してたのね。スピーチでそう言っててはじめ冗談かと思った。(まさかそんな冗談言うわけないわよね)。ダンナのほうが(俳優ではないにもかかわらず)奥さんより美形だ…。
とはいえ、サンドラ・オーは大好きなのです。『ブルーイグアナの夜』の詩を詠むストリッパーの役、ものすごい顔をしてるなぁ〜と思ったけど、そのものすごい顔の女が泣いたり笑ったり感情出すごとに顔がさらにくしゃくしゃになって可愛いらしくて可愛いらしくて…。
韓国系のひとだけど、韓国本国には美人女優が山ほどいるのに、なんでよりによってこんな顔がハリウッドで売れる…。でも英語はきれいだし、ドレス姿も堂々としていてステキでした。
Sideways (2004)ではもうひとつ、助演女優賞ノミネートだったヴァージニア・マドセンVirginia Madsen、顔見て初めて思い出したけど、かつて(10代ぐらいの頃?)アイドルだったヴァージニア・マドセンじゃない! 昔アイドル系だった人がその顔つきの基本的なかわいらしさはそのまんまに、上手に老けて大人になったという顔してて、よいなぁと思った。
実は、監督の前作の『アバウト・シュミット』がしょーもなかったのでパスしようかなぁと思ってたんですが、やっぱり見に行こうと決めた(笑)。
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あと、昔のひとがそのまんまだったり歳月を感じさせたりするのもおもしろいところで、クリント・イーストウッドが1993年(当時は今の奥さんとは結婚してなかったはず)にも一緒に来たと言ってたお母さんがそれから13年経ってまた来てらして96歳にしてすごくお元気だった(両方ともすっかり老人なので母子に見えないくらい…それでいてすっごく似てた。イーストウッドって強面というよりはお目目の大きなとこなどちょっと女顔の可愛いらしさがあるなぁ…と昔から思ってたけどお母さん似だったのね(笑))のもびっくりしたが、プリンスがまたプリンスという名で出てきて(いつからプリンスに戻ったんだ?)全然似合わね〜プレゼンターをして、けっこうトシなはずなのに齢を感じさせず、なんか愛想の悪い池畑慎之介みたい…と思ったのには自分でウケてました。
アントニオ・バンデラスが歌うまいのにもびっくりしたがサンタナはちょと抜いてたなぁ…とか。
そのバンデラスと仲良く一緒に来てたメラニー・グリフィスはなぜか脚にギプスでドキっ。ジョニー・デップ(俳優らしい独特の品格が出てきた)に伴われたヴァネッサ・パラディもおひさしぶり。なにか歌わないのかしらんとか。

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