甘いもん話(続)

昨日の記事書いたあと、ふと「あんみつ」って不思議な食べ物だなぁ…と(しょーもないことだけど)思ってました。
「みつまめ」に「餡」をかけたものが、マンガのお姫様の名前になるぐらい(…ってみんな「あんみつ姫」をご存じなのかしらん?)女の子のお気に入りのお菓子になったわけですが…。
「蜜豆」というぐらいだからもともとは豆に蜜をかけただけのもの?豆が主役なはずなのに、あんまり目立ちませんよね。どちらかといえば寒天のほうが目立ってるような…。
「豆羹(まめかん)」という呼び方もあるらしいけど、こちらは「豆+寒天」という意味でそっちのほうが実情にあってるか…。
缶詰なんかじゃこれにいろいろフルーツがあわせてあって「フルーツみつまめ」、喫茶店や甘味処メニューでアイスクリームが入ると「クリームみつまめ」。いずれにしても、豆と寒天に蜜かけただけというシンプルスタイル(?)のはあんまり見かけないし、ましてや豆と蜜だけなんて全く見かけないですよね。
で、豆好きのわたしにしてさえ、みつまめに入ってる豆、赤豌豆(えんどう)ってあんまり美味しいものとは思えないのよね。これって単に、緑の豌豆(「うすいえんどう」とか「グリーンピース」とかいうやつ)がもっと熟したもの? それ以上に不思議なのが、赤豌豆って、みつまめ以外の何に使うのかしらん???小豆のように餡にするわけでもなさそうだし、赤飯もちがうし、大豆や隠元豆みたいに煮豆やサラダになってるのも見たことないし…。
と、そこまで書いて(書きながら)思い出したのだが、京都出町「ふたば」の有名な「豆大福」。そういえばあの豆って赤豌豆か…。あれは、おいしいですね!塩味が効いてて歯触りが良くて、大福餅のやわらかさ、上品な甘味にあわせると、ちょうど味と舌触りのアクセントになって…。
みつまめも(缶詰とかじゃなくて)ちゃんとした豆を選べばおいしい豆になるのかしらん?
思い出すとああ食べたくなってきた(笑)。本来ならば京都出町の本店にまで出向かないと買えないんですが(京都に住んでる友達がよく買ってきてくれます)、近所のスーパーにほ〜んのときたま出ていることがあるのです…。