甘い話はさらに続く…(甘いもん嫌いの貴方にはスミマセン(笑))

白隠元を材料にした「白あん」は小豆のあんこよりさらに苦手だったものだけど、今はそれも(ちゃんと豆の味のする美味しいものは)食べるようになりました。
その白あんをいろんなかたちに固めた「練りきり」なんて、昔はなんでわざわざ甘いだけのものを固めて出すんだろ?って(笑)、その存在価値がわかんなかったけど、いまは味よりむしろ目で見て楽しむ視覚的なところが大きいお菓子かなと思います。形がつくりやすく、細工がしやすいので、ほんとうに繊細な細工をほどこした季節季節の練りきりが楽しめますよね。
洋菓子でも「マジパン」ってのはそんな素材かなと思います。アーモンド・プードル(アーモンドの粉)をパテ状に練ったもので、こねこねと細工がしやすくて、人形や動物やお花などいろんな形に作っていろんな色に塗ったマジパン細工が、特にクリスマスとかケーキの飾りなどによく出てきますけど、それ「だけ」を食べてもたいして美味しいものではありません。
パンを指先でこねこねしてつくるパン粘土は…と、これは食べるものではありませんでした。ごはんつぶをまるめるのが日本のパン粘土か(笑)? ・・・それで思い出した、とってもきっちゃない話で恐縮ですが、ごはんつぶの小さいものを指先でまるめてるとだんだん黒くなってきて、しまいに鼻くそをまるめたものと変わらなくなってきて「鼻くそ丸めた万金丹!」とかって囃したりしませんでした(笑)?…いまの子どもたちも、そういうこと言う?
万金丹って樋屋奇応丸とか宇津救命丸とか森下仁丹のたぐいだろうか?あの独特の漢方薬臭、なつかしいなぁ…。