セコい話

日差しは暖かくて日だまりにいるとほかほか温いのに、空気はちょっと肌寒いという天気が続いてますね…。でもこういう感じがいちばん快いな。
こないだ一気に夏日になったときに「ああ今年は着逃すかな」と思ってた長袖のコットンセーターをいくつか引っ張りだして着てます。好きなんだけど例年、着る時期が短いんだよね。〔セーター類を着る気候が長い秋冬に木綿はちと寒い(体温を奪う素材である)し、春に着るものなんだけど、すぐもっと暑くなって薄ものや袖の短いものが着たくなる…。〕
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金欠状態も続いてます。あぁどうしよう…。
昔、もっと羽振りの良かった時代(ってもたいしたことはないですが…)と今の生活態度のどこがちがうといって、タクシーに乗らなくなったことがある。
昔は、バス地下鉄のあるところでも「えぇい!待つのが面倒じゃ」と乗ってしまったり、ふだんは歩いて帰る距離でも「きょうはしんどいし…」と自分を甘やかして乗ってしまったりでしたが。今は、よっぽど必要でなければ乗らなくなった。(じっさいタクシーも客待ちが目立つ。大変だろうなぁ〜とは思う)。
で、昨夜は夜も遅かったしバスの時刻表を見ると行ったばっかりだったし、待たせてるひとから「もう着く?」とか携帯メールは入るし…というので、ひさびさタクシーに乗った。ふだんは歩くかバスの道のり。
で、乗ってみると途中でなんだかようすがおかしいのよ。えらい安全運転してるなぁ〜と思うと前方の信号が青からゆっくり黄色に変わる。そこできちんと止まり赤信号を待って抜けてからまたなんだかゆっくり走ってるなぁと思うと、次の次の交差点ぐらいでまた信号に引っかかる。ふだんはそんなとこで信号になんか引っかかることない。すーーーっと行ける道なのよ!(信号に引っかかるタイミングぐらい運転手なら心得てるはず)。
そこでははーんとくる。駅からその目的地までの距離はちょうどギリギリ1メーターで行くことを経験的に知っている。この運ちゃん、わざとゆっくり行ってもうワンメーター稼ごうとしておるな…。
その手に引っかかるかぁ〜と思い、ふだんおろしてもらう位置よりだいぶ手前のところで「そこで止めて」と言うのだが、敵もさるもの、わたしが言った「そこ」よりほんのわずか進んだところに着けた瞬間、メーターがかちゃっと上がる。
くやしーーーーーーーい!
そいで運ちゃん言うことには「急に止めてと言われても…後ろから車も来てるんだし」とわたしをワガママ娘(?)あつかい。
ひとつメーターがあがったぐらいたいしたことはないのだが、そういうセコいやりかたに腹が立つ。クソ〜と思って(わたしもセコいけど)、けっきょくもうちょっと先まで行ってもらって目的地の真ん前でおろしてもらいました。
なんかね、こういうことがあると「タクシーなんてもうぜったい乗るか〜!」と思ってしまうわね。不況が人の心をもセコくしているというのか…。