昨日は映画の日

毎週水曜レディスデーでもありますが…。
カンヌでパルムドールを獲ったダルデンヌ兄弟の『ある子供』を早速見てきました。
ふつーこういうのって更生の物語になるんだろけど、そうならない。ラストを希望と見るひともいるだろうけどあんまりそうも見えない。ひとは自分の手の内でしか生きられない、その都度最善の手を捜そうとするんだけど、配られた手札が悪けりゃもうあかんのよ。せつない話です。スクーターと乳母車でうろちょろする男の姿、頭が大きめで背が低めで、フランス圏では典型的な労働者階級体型なのか…?
そのあと1階下に降りて『ギミーヘブン』を見たのだがこれはしょーもなかった。またそのあとレイトでジョニー・トウの『イエスタデイ・ワンスモア』。こないだの『ブレイキングニュース』もだけど、これもスターをちゃんと魅力的に撮ってあげないといけない商業主義ばりばりの映画。それでもちゃんとやることやってるジョニーくん、偉いなぁ…。『PTU』とか撮れちゃう監督が、けっこうこういうどたばたラブコメでも生き生きとほんまにあほらしいこときちんきちんとやってんだもん。それが映画ですてか。
そうそう。基本的に会員制嫌いなわたしがシネ・リーブルの会員には入っちゃった。どこも損するところないんだもん。うまくすれば得するだろうし(当たり前か)。ふつうは「モトが取れるかどうか」を必ず考えるんだけど、入会(・更新)するときに即モトが取れるシステムになっておる。
実は梅田よりも番組の良いシネリーブル神戸と共通で使えるのもおいしいとこ。