そしてやっぱり…

3時からしっかり見てました。今から寝ます。
今日の(というか明日のというか)エキシビジョンもきっちり見ると思う…。
荒川静香ちゃん、技のキレが完璧でしたね。上位の顔ぶれ見てて、やっぱり現在の世界で技術的に最高なのは彼女だったかなと。しかし、この顔ぶれの中で浅田真央ちゃんやっぱり見たかったなぁ…。
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先にサーシャの名前だけ見て「ロシア系」とか書いたけど、なんのこたない「コーエン」Cohenという名字はユダヤ系ではないか。ロシアまわりのユダヤ系やな。と、ナタリー・ポートマンあたりの顔つきによく似た彼女の顔、からだつきを見ながら思い出しました。
それにしても、オリンピックのような国際競技がそういう場であるのか、フランス系のカナダ人が出てくるとシャンソンメドレーであったり、中国系のカナダ人だと中国映画の主題歌であったり、日本人は相も変わらず蝶々夫人トゥーランドット坂本龍一であったり…というのもたいがいにしてほしい。
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そうそ。昨日はダニエル・ブリュールくん目当てに『青い棘』なんてのも見に行ったのだが、ダニエルくんて太る体質だな。昔昔のジャン=ピエール・レオを彷彿とさせて好きなタイプなのに・・・丸顔になってしまってはちと興ざめ。
で、ゆくりなくも思ってたのが、かつての日本映画の高橋貞二にちょっと似てるかなと(高橋元太郎ではなく…って両方古いか(笑))。やせてた頃にはしゅっとした二枚目もできるんだけど、ちょっと肥えてくるとコミカルな味も出てきてよかったなと。
『青い棘』、映画としてはもひとつかなと思たのだけど、ものすごく暗いところでローキーの(コントラストの低い)微妙な肌触りの映像があって全体を統一するクラシックな雰囲気のルックスともあいまってなかなか…と思いました。それでまた思い出してたのが、こないだ見て書きそびれてた日本映画の『疾走』。「走る」ことはSABU監督が偏執するテーマであるけど今回のは重松清の原作がダメダメだったんちゃん?てのもあって、これも映画としてはもひとつ(トヨエツの「神父」とかギャグにしか見えんかったしいっそギャグにしてしまえばもっとおもしろかったのに…)と思ったのだが、ロケで撮影してると思しいのにセット撮影にすら見える光の人工的な加減とか(それともロケとみせてセット撮影だったのか?)、撮影とかルックスとかがおもしろいなと思った。
賈樟柯ジャ・ジャンクーの『世界』は、フィルム作品に仕上げてあるけど、もとはHVのビデオで撮影してあるという。言われてみるとなるほど…てなとこもあるけど、黒沢清の『アカルイミライ』にあったようなハイヴィジョン臭さというか(それはそれで魅力的なのだけど)、そういうのがないような…。
わたしの(観客の)知らないところで、なにやら撮影革命みたいなものが着々進行しているのかな…とも思います。『Visions of Light』に出て来た名キャメラマン(撮影監督)らの時代とは時代が変わって来ていて、機材などのハード技術、コンピュータ処理などのソフト技術が格段に進歩してきているんだろう…。
あ、もちろんトリノフィギュアスケートはハイビジョン映像で見たし…(ウチのモニターはブラウン管だけど)。
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もひとつそれで思い出したのだが・・・(ってどんどん続くけど)重松清は何読んでもダメだと思いますが(笑)、町田康の『告白』は言語の実践としても凄かったと思います。そのうち誰かが映画化するやろか? これも本日記とかにちゃんと書きたいなぁ…。
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もひとつ思い出したこと(笑)。『疾走』のヒロインの(鈴木清順の『ピストルオペラ』で初めて見たと思うけど当時から子役なのに顔が大人びてて今とほとんど変わってないという感じの)韓英恵ちゃんって、安藤美姫とちょっと似てるな。あとショートカットのイリーナ・スルツカヤはロシアの(というかフィギュア界の)ジュリエット・ビノシュとか、名前忘れたけどアイスダンス2位のアメリカのカップルの女性はジュリア・ロバーツに似てジュリアよりもっと美人だったなとか…。
なんかアジア映画見てたら、『プロミス』のセシリア・チャンのようにもとからオーラ漂わせてるような美人はともかく、アジアの美人女優といえば今や韓国女優に若く者は無しという感じがあるけど、みんながみんな、そろってくっきり二重のぱっちり瞳、すっと通った鼻筋、肌理細かく白い肌…とどこまで手が入ってるんやわからん(べつに手を入れるのが悪いとは言わないが…それも俳優づくりのひとつの技術だろうし)系のカンペキ美女を見てると、安藤美姫とか荒川静香とか浅田真央とかアジア系独特の味のある顔もいいなぁ…とか思ったりして。
……ああ、話が果てしなく落ちていくので(笑)、このへんでほんまにもう寝ます。