もう秋ですね

やれやれ…1ヵ月以上あいてしまいました。
真夏の暑さがことのほかキツい夏でした。接触アレルギーだかアトピーだかビミョーで診断のつかないわたしにとっては地獄の夏。なんせ汗かくとかいたところが痒くてたまらなくなり赤く腫れ上がるのです…あせものひどいやつが全身にできてそりゃもー大変でした。
部屋のクーラーの冷えの悪いのが原因のひとつだと悟り、冷媒ガスを充填してもらってようやくましになったのですが…。
このところ朝晩はだいぶ涼しくなりましたね。昼間はまだ暑いですが。
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このかんの収穫。思いつくままあげますと…
プルートで朝食をニール・ジョーダン
Breakfast on Pluto (2005) Directed by Neil Jordan
ちょうど冥王星が太陽系惑星の地位をなくした(?)ニュースとかぶりましたね。『冥王星で朝食を』というタイトルでも良かったのに…。この監督お得意のちょっとセンチメンタルでとってもトランスな物語。ちいさなエピソードを重ねるような語り口が物語の「手練れ」という感じです。ありえね〜と思えるようなエピソードもあったのですが、アイルランドならありえてもおかしくないかな…と思ったり。主人公が魅力的でまわりのチョイ役もよろしいです。ブライアン・フェリーがえらい役で出て来たのにはビックリ。ベルファスト、また行きたいなぁ…。
BATIK『SHOKU』黒田育世振付・出演
http://batik.jp/
伊丹アイホールでやっていたコンテンポラリー・ダンスです。西欧のバレエの群舞のかたちを踏まえながらそこを少しずつずらしていき、そのズレがおもしろいのと、ディテールに舞踏の要素などが入るのもおもしろかったですが、とにかく烈しくて可愛らしくて素敵!女の子の肌感覚の違和感みたいなものがよく伝わってきました。
『出草之歌』ドキュメンタリー映画
http://headhunters.ddo.jp/default.files/frame.htm
PlanetStudyo+1で同じ作家(集団)による『アジアはひとつ』などと一緒に見たのですが、これもおもしろかったですね〜。民主運動、民族独立運動みたいな契機は、今後時代遅れになってくるのではないかという危惧がすこしあるのですけど、それよりなにより台湾原住民の彼らがすごくかっこいい!音楽も素敵!こういう感性で物語を消費してしまってはイケナイとは思うのですが。
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あとは
Inside Man (2006) Directed by Spike Lee
United 93 (2006) Directed by Paul Greengrass
Música cubana (2004) Directed by German Kral
Educazione sentimentale di Eugenie, L' (2005) Directed by Aurelio Grimaldi
などなど。
スパイク・リーの『インサイドマン』などすごくよくできている(細かいところよーく注意しながら見てごらん)のに「よくできている」だけではなんでこうつまんないんだろと思ったり。
最後のは『マルキ・ド・サドの調教哲学』との邦題を見てスワ!と駆けつけたのですが、サドとは何の関係もない単なる腑抜けたポルノでした。金返せ〜!(ポルノはよいが「腑抜けた」の部分が許せなーい!登場人物らの裸はキレイでしたが)。こういうタイトルの映画で洋ピンで売りながら実は文芸作品てことがよくあるので、今回もそれかと期待したのですが…。アウレリオ・グリマルディ『肉屋』などやっぱりポルノですが、なかなか良かったのですけどね…。
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さてさて、明日あさってと新潟県は妻有まで行くのであーる!
しかもアート作品に泊まるのであーる!
ふふふふふふふふ…楽しみ楽しみ!
http://www.echigo-tsumari.jp/index.html