映画

レディ・イン・ザ・ウォーター』Lady in the Water (2006)Directed by M. Night Shyamalan
がなかなか良かったです。ファンタジーだけど、「ひとにはみなそれぞれ役割がある」という寓意をこめて、それがアメリカによくある多国籍な変人ばっかり集まるおんぼろアパート(それでもなぜかプールがある)で展開される…。監督自身がいっちゃんオイシイ役まわりの役で出演してたり、「映画評論家」というひとがいっちゃんしょむない役回りを演じさせられていたり…(復讐か?(笑))。狂言まわしであり、いろんな役回りをすることになり、人格的にも多層であるポール・ジアマッティのキャラクターって、いわばアメリカ人そのものなんでしょね(このひとも旬の役者やなぁ…どの映画に出ててもうまい!)。
クリストファー・ドイルキャメラは、香港映画でやるときみたいなエキセントリックさは抑えて、それでもファンタジーらしいタッチできれいに撮っていましたね。