ナツいあつ!

今年はわりとナツくないアツ…もとい暑くない夏で、エアコンもずーと「ドライ」だけで済んでました。ところが暦がもう秋になってから、本格的な暑さがやってきたみたいですね。昼間は部屋にいるだけで照り返しの熱気が入って来てじとっと暑い。日が高いあいだは外に出る気がせず。日が落ちてしまってからごそごそ買い物などに出かけたりするのですが、近所のスーパーに行って帰ってくるだけで、ずくずくの汗みずくになってしまう。汗かいたところが痒くなり、これをがりがり遠慮なく掻いていて去年はアトピー性皮膚炎を悪化させてしまったので、今年は汗かいて帰宅したらまずシャワー。汗をすっかり洗い流し、エアコンはドライだけのスイッチにしておいて扇風機で強風をまわし顔とからだを乾かす。あとのビールが美味しい!
冷蔵庫にはトマトときゅうりが欠かせません。あと、すいかも。
冷や奴は、今年は「男前豆腐」てのにはまってます。スーパーに大量に出てるとこをみると大量生産なんでしょうけど、大量生産でこれだけの味が出せるというのはなんなんでしょ? いままでのお豆腐屋さんに工夫が足りなかった? しかしスーパーで売ってる割にはやっぱり高価ですね。
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衛星放送の東映チャンネルでやってた『紀子の食卓園子温がおもしろかったです。
以前見た『自殺サークル』の続編というか。かの有名な(?)女子高生の集団列車飛込み自殺の場面が今回もありました。園子温は昔々の自主映画の時代からなんとも独特の叙情性があって(詩人だし)、好きな人ときらいな人とあるんでしょうけど、「自殺クラブ」の題材はこのひとにぴったりなんじゃないかなぁと思います。
少女趣味というか、いまどきの女の子たちのナルシシズムとセンチメンタリズムと(多分に叙情的なおじさんから見た夢の少女のイメージなんでしょうけど)、血まみれホラーの残酷さ、血腥ささがこれほどぴったり合っている世界はありません。夢の少女たちは叙情おじさん(お父さん)を手玉にとってショーバイするわけですけど、そのへんの自己諧謔もなかなか不気味に調和していましたね。おとうさんを演じた光石研も、三人の少女たちもすごく良かったです。
吹石一恵っていいですよね!大好きです。わたしなんか「近鉄の吹石の娘さん」で覚えたんですけど、このごろ「近鉄の吹石」を知らないひとが多いようで…。